2010年12月19日日曜日

かんた とてもよかった




かんたとかんなの配役は佐藤先生ご指名。これは順当だったなあ。せりふが「すずめのお宿」に比べて爆発的に増えて大変だったけど、それだけ演ずる場面も増えて中学1年での主役、これまでの集大成、立派につとめられましたね。パチパチパチ!
本当は多田先生にかんたのソロ曲も作ってほしかったけど、欲張り過ぎか。

さて、よく調べれば6年前の「かぐや姫」当時小学1年でミュージカル・デビュー。     だるま蛙の役を演じて以来、7回目の舞台になるんですね。
このだるま蛙チームの子供蛙7匹を従える大人蛙が柳生さんと佐藤敏江さん。この時6年後の姿を想像など出来なかったでしょう。石井さんの台詞は、
▼どんな男たちがやってくるか心配なんじゃろう▲だったかな?
どんな小さな子供にもひと言でも台詞があるというのがマービーミュージカルの伝統。小学校前の字も読めない子供がちゃんとセリフを覚えて話すことに感動していた覚えがあります。
ちなみに、このとき親蛙の柳生さんが着た衣装から蛙のおなかの白い布を取ったものが、今回、ゴンゴの長老として大熊が着た衣装になっているようです。このときもう一人の親蛙を演じた佐藤さんも同じ衣装を着ていていましたね。2005年のおかやま県民文化賞の写真で確認できます。

さて、この「かぐや姫」という作品は白神久吉氏の脚本だが、この作品から多田先生が作曲と同時に実質的に演出もやり始めた転機となる作品。かぐや姫の幼女期・少女期を演じたあみちゃん・あかりちゃんが「すずめのお宿」まで子供チームの中心となってきた。

かんたのしほちゃんはその後・・・大熊のファイルをひっくり返して調べると、
★吉備の冠者 温羅に危機を知らせるだるま蛙 
★吉備の黒姫 黒媛の帰国を迎える村の子  波のダンス
★おさん狐  月見草の踊り  祭りの場面の村の子
                  → 写真あり
★すずめのお宿  木の精・いばらのダンス  村の子
                  → 写真あり

しほちゃん達の世代は、先輩である中学・高校生のお姉ちゃんたちに交じって、小学校6年間をミュージカルとともに成長してきたんだなあと思う。大熊はゴンゴのチームで演技するごく最近まで石井さんと石崎さんを間違えたりしていたけど、演出担当の多田先生や佐藤さんはこの六年間、一人ひとりの子供たちの舞台での成長をきちんと見守ってきたんだろうなあと思うと頭が下がる。

町民ミュージカルは大人中心、大人主役の時代から徐々に子供に中心が移り、「すずめのお宿」で子供ミュージカルとして確立されてきた、その流れの延長で、今回の「ゴンゴ」があったと思います。
「ゴンゴ」の場合、「すずめ」に比べて、大人の入らない子供たちだけの場面が多く、指導する側は大変だなあと思っていましたが、村の子チームもゴンゴチームもよく上達したなと思います。子供チームの中にもお母さん方も含めた大人達にも、上達を引っ張る人がたくさんいてくれたんだなと思います。
今回の「ゴンゴ」が最後の1週間でぐんぐんレベルアップし、本番直前ギリギリまでより完成度の高い舞台のためにみんながそれぞれ努力したこと、一発勝負の本番に強いミュージカルのチームとしてのそういう力量は、かんた達の現在小6~中2世代の5~6年間の蓄積が大きいなあと思います。
例えば、「ルエキの布」の中の「わかったわかった長老様・・・」の部分の踊り。直前までなかったものが、お母さん方からの「あそこで棒立ちじゃあねえ・・」というひと言でかんた達本番直前に作りました。
かんたは、輪なげがうまく達磨に入るように練習したり、ルエキの布をかぶってお夏を助けにいく場面の布の使い方を練習したり、直前まで長老に負けずに?! 熱心によく練習されていたのが印象的です。

また、箭田の夏祭りに松田君とふたりでお越しください。


それから、石井君て、河童のイラストも上手だね。小田川のゴンゴ紹介の大きな紙芝居といい、佐藤さんが休みの時の大熊と岡本さんの演習で自分のなりたい役をイラストと台詞で書いてもらった時のイラスト。画像にして添付します。





この写真は2007年の『おさん狐』大熊は二役目のたあさんを演じている。



この動画は、『おさん狐』の村の子の狐踊りの練習場面





この写真は2009年の静岡・国文祭『すずめのお宿』石井さんらは木の精を演じていた。



2008年本番前の通し稽古  木の精の踊りの場面

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